こんにちは! 空です。
ファション雑誌のViViと、自民党がコラボしている企画がいろんな意味で話題となっています。
私も昔はViVi好きで読んでいたのですが、個性あるモデルさんたちが各々好きなファッションをしていて
「個」という色を大事にしている雑誌、という印象を持っていたのですが・・・
それだけに今回の自民党とのコラボ企画はびっくりしました。
なぜこの様な企画が実現したのか気になります。。
そして、一番批判を集めているのが今回の企画で行われている「Tシャツプレゼント」というもの。
なぜこんなにも批判が集中しているのか、理由なども一緒に見ていきたいと思います。
ViViと自民党コラボTシャツはなぜ実現?
まずは雑誌ViViと自民党がコラボしている企画・・・。
皆の注目が集まったのは、こちらのコラボTシャツのツイートの様ですね。
みんなはどんな世の中にしたい?自分の想いを #自民党2019 #メッセージTシャツプレゼント のハッシュタグ2つをつけてツイートすると、メッセージTシャツがもらえるよ!ViVi公式Twitter(@vivi_magazine )からDMにて当選連絡をするのでフォローをお忘れなく♡ #PR 詳しくは↓
https://t.co/JDRsHelmZL— ViVi (@vivi_magazine) 2019年6月10日
こ、こ、これは・・・・うーん、ですよね。
ここまで雑誌でがっつりある一つの党とコラボするって、ちょっと違和感を感じてしまいます。
自民党サイトでも、同じ様にViVi とのコラボ企画を告げるツイートが・・・。
#ViVi と #自民党2019 プロジェクトのコラボ企画がスタートしました。ぜひご応募下さい。#新時代の幕開け #未来を切り拓く https://t.co/WFM6DalHsQ
— 自民党広報 (@jimin_koho) 2019年6月10日
しっかりとアピールされていますね。
そもそも、なぜ今回のコラボが行われたのでしょうか?
調べてみると、自民党は令和に入ってから、新たに「#自民党2019」プロジェクトなるものを開始していました。
これは、若者をターゲットにした広報戦略という事です。
5月には、ファイナルファンタジーなどのキャラクターデザインを担当している
天野喜孝さんとのコラボをして、こちらも話題となりました。
自民党広告がFF天野喜孝イラストで安倍首相を“イケメン武士”化! あまりの似てなさすぎにツッコミ続出 https://t.co/to7kpfwJKJ
— litera (@litera_web) 2019年5月2日
また、YouTubeにも動画を配信するなど、着々と「#自民党2019」プロジェクトを進めています。
今回のViVi とのコラボ企画は、この一環となるようですね。。
ViVi は、講談社が発行している雑誌で、1983年5月から発行されています。
日本だけではく、中国や台湾・香港でも発行しているほど、雑誌の中ではメジャーですよね。
そんなメジャーな雑誌でこのようなコラボをする、ということは
やはり講談社の担当者に自民党とがっつり繋がっている方がいる、という風に考えてしまいますよね。
今回もコラボ企画も、講談社の担当者がgoサインを出さないと実現しないものですから
その辺りは、どういう経緯で実現して、また周りの講談社の方々が何も意見しなかったのかな?というのも気になるところです。
ViVi と自民党コラボTシャツ入手方法に批判殺到理由は
今回のコラボ企画で、特に批判が殺到している理由の一つとしては
そのViVi と自民党のコラボTシャツの入手方法にあるみたいですね。
ViVigirlが考えたメッセージをプリントしたTシャツを一枚ずつ計13人にプレゼント! どんな世の中にしていきたいかをTwitterもしくはInstagramに投稿して応募してね!
【応募詳細】
どんな世の中にしたいか、自分の気持ちを #自民党2019 #メッセージTシャツプレゼント の二つのハッシュタグをつけてTwitterもしくはInstagramに投稿してね。Instagramにて応募する人は、写真は好きな写真で構いません。当選者にはViViの公式Twitter(@vivi_magazine)もしくはInstagram(@vivi_mag_official)からDMにてお知らせするので、フォローをお忘れなく!出典元:https://www.vivi.tv/post33579/
この様に、Tシャツを入手するには「#自民党2019」をつけてTwitterもしくはInstagramに投稿をして
投稿して応募する必要があるんですよね。
うーん、確かにこれってちょっと引っかかりますよね。
この行為に対して、今回は批判が集中しています。
Viviの対象年齢は20代前半ですね。
ハッシュタグをつけるということは、自民党とのタイアップ企画ですか。
こういう形で自民党支持者の量産に協力する媒体なのは分かりました。
具体的にどこから話が出てどうコラボしたのかぜひ知りたいです。https://t.co/oNgK3vDDea— 紫苑(Mariko Sakurai) (@purple_aster) 2019年6月10日
講談社が出した絵本に自衛隊の戦車や戦闘機が載っていたことで、新日本婦人の会@njwa_nakama が説明を求めたことがあった。今回も同じく講談社か・・。
絵本『はじめてのはたらくくるま』に戦車や戦闘機がズラリhttps://t.co/x9lY4uoYHD— yamada shingo (@syashingo) 2019年6月10日
このようにある政党におもねるような活動をされるのは残念です。掲載される自分の好きなアイドルやモデルさんが誤解されないか心配です。
— ☆えん☆ (@chima_chimarin) 2019年6月10日
そして、今回のコラボTシャツは、表からのパッと見はわかりませんが
実は・・・
と思ったら、プレゼントされるっつうTシャツがめっちゃダサくて、これじゃ買収どころか罰ゲームだわ。🤣🤣🤣#自民党2019 #メッセージTシャツプレゼント pic.twitter.com/odiUDuoUWO
— 太安萬侶 (@onoyasumaro) 2019年6月10日
極力写らないようにしているみたいですが、袖の部分に自民党のロゴマークがデザインされているんですね。このバージョンに変更すると、より自民党のメッセージが伝わるTシャツになると思います。 pic.twitter.com/cgyAIVZ26J
— 長谷川洋介 (@yosuke0114) 2019年6月10日
肩の部分に自民党のロゴがしっかりと入っています。。。
これは・・・汗
これによって、批判はますます大きくなっていると思われます。
批判の声の中でも多かったのが
公職選挙法違反なのではないか
お金をもらってやっているのではないか
ということ。
公職選挙法については下記の様に示されていました
選挙の公示日以降、候補者名の入った選挙運動のための文書図画の配布などは同法により制限される。
この観点からすると、IT社会の進展により広がったウェブサイトに掲載される候補者情報はどうするのか、また選挙期間中SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やブログを候補者が更新することは同法に抵触するのではないかなど、様々な混乱が生じていた。
これらに決着をつけるため、公選法の一部改正が2013年4月に成立し、国政選挙ではインターネットを使った選挙運動が同年7月の参院選から導入される。
改正後は、選挙運動期間前に公開したホームページなどは表示されたままとすることができ、電子メールや動画サイトなどを利用して候補者が一定の条件下で選挙運動をすることも認められた。
出典元:https://kotobank.jp/word/%E5%85%AC%E8%81%B7%E9%81%B8%E6%8C%99%E6%B3%95-62346
法律には詳しくないので、今回の行為が公職選挙法に違反になるのかはハッキリわからないのですが
その様に考えてしまうのはわかる気がしますよね。
そもそも特定政党を支持するようなキャンペーンは日本書籍出版協会の出版倫理綱領 https://t.co/L0I42IPbSD に引っかかるのではないでしょうか。
会員名簿に講談社も載ってますよ。ViVI編集部、大丈夫なのかな。 pic.twitter.com/KllVfSXO4g— yamada shingo (@syashingo) 2019年6月10日
また「お金をもらってやっているのではないか」ということに関しても
やはり非難の声は沢山ありました。
よしもと興業と言い、VIVIと言い、自民党からお金でも貰ってるのかね??知らんけど。
— セルフネグレクトちゃん (@mlp_tokyo) 2019年6月10日
私たちの税金からいくら貰ったんですか?
— ぐちうら (@guchirubakari) 2019年6月10日
何? どっかから金出たの?
それとも自民党に肩入れするとエライうまみがあるの?何れにしても、どういう出版社だったのかはよーくわかりました。
— PunxFlyFisher (@g4UEkzjySxJZhn8) 2019年6月10日
ViViの読者さんは、自分の好きなモデルさんが考えたメッセージ入りTシャツは欲しい、と思いますよね。
その気持ちを利用している様で、ちょっとどうなんだ、というように思ってしまいます。
確かに、今回のキャンペーンによって、いい意味でも悪い意味でも注目されますし
SNSなどでもすごい勢いで拡散されていくと思いますが・・・それでいいのか?という疑問が残ります。
※6月11日追記
今回の件について、講談社からのコメントを見つけましたのでご紹介しておきます。
このたびの自民党との広告企画につきましては、ViViの読者世代のような若い女性が現代の社会的な関心事について自由な意見を表明する場を提供したいと考えました。政治的な背景や意図はまったくございません。読者の皆様から寄せられておりますご意見は、今後の編集活動に生かしてまいりたいと思います。
出典元:https://www.huffingtonpost.jp/entry/vivi_jp_5cff2981e4b0da64c5368e4b
まとめ
今回は、ViViと自民党コラボやTシャツの入手方法への批判についてまとめてきました。
雑誌ViViは読んでいる人も多いでしょうし、年齢層も確かに若い世代に見てもらえると思います。
だけど、今回の様に特定の政党とコラボする・・・という企画は、批判が集まるという様なことはわからなかったのでしょうか?
それとも想像以上の批判だったのでしょうか。。
ファッション誌を買う人は、好きなモデルさんを見たくて雑誌を購入するわけですから
あまりにも政治色が強い内容を書かれちゃうと、大抵の人は残念に感じてしまうのではないでしょうか。
今後、講談社がどの様な対応をされるのかも注目されそうですね。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
また別の扉でお会いしましょう。