映画「あん」の原作やあらすじは?ネタバレや感想・評判も!

こんにちは! 空です。

 

女優の市原悦子さんがお亡くなりになりました。

急な事ですごく驚きました。

 

市原悦子さんといえば、日本昔話のナレーターをはじめ、「家政婦は見た」シリーズなど

数多くの名作に出演されていましたよね。

 

昨年お亡くなりになられた樹木希林さんとも親交が深かったという事で

名女優さんが続けて逝かれてしまった事をとても残念に思います。

 

心よりお冥福をお祈り申し上げます。

 

今回は、市原悦子さんと樹木希林さんの初めての共演作でもある

映画「あん」についてご紹介してみたいと思います。

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市原悦子と樹木希林さんの仲

市原悦子さんと樹木希林さんといえば、二人とも日本が誇る大女優さんでした。

 

二人はともに役者人生50年以上。

そんな長い役者生活でしたが、お二人が初共演したのは2015年だというので驚きですよね。

 

市原悦子さんは、1936年生まれ。

1957年に俳優座に入団して『りこうなお嫁さん』でデビューします。

1971年に退団してからは、舞台・映画・テレビなど幅広く活躍。

1990年には映画『黒い雨』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞しています。

 

樹木希林さんは1943年生まれ。

1961年に文学座に入り女優活動をスタートさせています。

1966年に文学座を退団後も個性派女優として活躍し、数々の賞を受賞していますね。

 

樹木希林さんは、徹子の部屋へ出演された際には

「やっぱり長いこと、新劇を背負ってやってきた女優さんは違う」

「でも2人で、私たちって芝居の原点に戻らされている感じね、と話していた」

とお話されていました。

 

お互いにずっと女優として第一線を走ってきて、きっとお互いの存在を意識せざる得なかったはすですよね。

樹木希林さんの話し方などからも、市原悦子さんの事を女優として尊敬していたのだな

という事が伝わってきました。

 

市原悦子さんの方が7歳年上、という事ですから

樹木希林さんにとっても良い先輩であり、いい意味でのライバル、同志の様な感じだったのでは?

と思います。

 

共演映画「あん」のあらすじやネタバレ

市原悦子さんと樹木希林さんが初共演した映画「あん」

 

この映画は、2013年2月にドリアン助川さんが出版した小説を映画化しています。

なんと日本・フランス・ドイツ合作の映画なんですね!

 

この作品で、樹木希林さんは第39回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞を受賞。

 

映画の作品自体も

サンパウロ国際映画祭 観客賞・コーク国際映画祭 観客賞

など、数多くの賞を受賞しています。

 

原作は第25回読書感想画中央コンクールで指定図書(中学校・高等学校の部)にも選定されています。

 

 

 

映画「あん」あらすじ
縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。

そのお店の常連である中学生のワカナ(内田伽羅)。

ある日、その店の求人募集の貼り紙をみて、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れ、どらやきの粒あん作りを任せることに。

徳江の作った粒あんはあまりに美味しく、みるみるうちに店は繁盛。

しかし心ない噂が、彼らの運命を大きく変えていく…

 

原作に沿って映画化された「あん」

とても心温まる、そしてずっしりと響く、そんな作品です。

 

キャスト

 

映画「あん」のキャストについて紹介します!

 

吉井徳江:樹木希林

76歳。本人曰く「50年以上もあんの作成に携わってきた」とのことで、美味しいあんの作り方を知っている

 

千太郎:永瀬正敏

どら焼き屋『どら春』の雇われ店長。手作りのどら焼きを販売している

 

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佳子:市原悦子

徳江の長年の友人。徳江と同じような症状があり、施設で複数の人達と共同生活を送っている

 

ワカナ:内田伽羅

高校受験を控える中学生。千太郎の店の常連客で顔なじみ

ちなみに、こちらの内田さんは樹木希林さんのお孫さんですね!

 

どら春のオーナー:浅田美代子

ワカナの母:水野美紀

 

ネタバレ

 

映画「あん」は原作である小説にそってできていますが

もう少し詳しく見るのに、原作のあらすじをご紹介したいと思います。

 

原作あらすじ
季節は春。
桜の咲き乱れる公園に面したどら焼き屋、『どら春』で、辛い過去を背負う千太郎は雇われ店長を続け、日々どら焼きを焼いていた。

ある日この店を徳江という手の不自由な老婆が訪れ、バイトに雇ってくれと千太郎に懇願する。
彼女をいい加減にあしらい帰らせた千太郎だったが、手渡された手作りのあんを舐めた彼はその味の佳さに驚く。
徳江は50年あんを愛情をこめて煮込み続けた女だったのだ。

店の常連である中学生ワカナの薦めもあり、千太郎は徳江を雇うことにした。
徳江のあんを使ったどら焼きのうまさは評判になり、やがて大勢の客が店に詰めかけるようになる。
だが、店のオーナーは徳江がかつてハンセン病であったとの噂を聞きつけ、千太郎に解雇しろと詰め寄る。
そしてその噂が広まったためか客足はピタリと途絶え、それを察した徳江は店を辞めた。

素材を愛した尊敬すべき料理人である徳江を追い込んだ自分に憤り、酒に溺れる千太郎。
ワカナは彼を誘い、ハンセン病感染者を隔離する施設に向かう。
そこにいた徳江は、淡々と自分も自由に生きたかった、との思いを語るのだった

 

千太郎は、過去に罪を犯してしまい、刑務所から出所しています。

徳江はハンセン病施設にいた、という設定なのですね。

そこで長年親友として暮らしていたのが、市原悦子さん演じる佳子となっています。

 

最初は嫌々どら焼き屋の店主をしていた千太郎が徳江に出会ってどう変わっていくのか。

そして、最終的に身を引くようにお店を辞めてしまう徳江。。。

 

ラストは思わず感激して涙を流してしまいましたが、それでも心がほっと温まる作品でした。

 

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感想・口コミまとめ

映画「あん」の感想や口コミをまとめてみました。

 

まとめ

今回は、市原悦子さんと樹木希林さんの初共演の作品でもある

映画「あん」についてあらすじやネタバレ・感想などをまとめてきました。

 

原作もとても素敵な作品で、それを見事に映像化したこの映画は本当に素晴らしかったです。

 

市原悦子さんも樹木希林さんもとても個性的な女優さんで

大女優さんなんですが、身近に居そうというか、お会いした事ないのですが

きっとお会いしたらほっとしそうな、そんな雰囲気のお二人で大好きでした。

 

きっと天国でもお二人揃って穏やかにお話をされているような、そんなお姿が浮かびます。

本当に、長い間の女優生活お疲れさまでした。

沢山の感動を与えてくださりありがとうございました。

 

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

樹木希林さんの遺作「エリカ38」についてもよかったらご覧ください

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございます。

また別の扉でお会いしましょう。

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