資生堂が日用品事業を売却する方針、というニュースが流れて話題になってましたね。
今回の売却は、TSUBAKIなどの日用品事業とのことですが、売却金額は約1000億円を上回る可能性もあると言われていますよね…。
資生堂といえば、化粧品業界では大手中の大手。
化粧品の国内シェアは第1位で、世界シェアでは第5位という程の資生堂が、売却。
今回の売却理由は、やはり業績悪化なんでしょうか・・・。
そして取引先の「CVCキャピタル」って?
気になる点を調査してみました。
資生堂の売却理由は業績不振なの?
売却、と聞いて真っ先に浮かんでしまうのは「業績不振」ですが、今回の資生堂の場合もそうなの?
資生堂の前期(20年12月期)の営業損益は37億円の赤字、ということで決して順調ということではなさそうですね。。
この背景には、やっぱりコロナの影響があるんだろうなあ。
私もそうですが、周りでも「化粧をしなくなった」という人は続出です。
やっぱりマスクをするので、前ほどお化粧を楽しめなくなっているんですよね・・・。
その影響も化粧品業界には大きく響いているんだろうなあと思います。
ただ、今回売却予定なのは
「ライフスタイル」と位置づける事業で、へアケアブランドの「TSUBAKI(ツバキ)」や、低価格帯のスキンケア、ボディーケア商品
引用元:ヤフーニュース
ということなので、一部ということになりますよね。
デパートコスメなどの高級化粧品についてはそのままなので、一部を売却することで今後の業績改善をしていくということなのでしょうね。
取引先の「CVCキャピタル・パートナーズ」評判
今回、資生堂の一部事業売却先になる『CVCキャピタル・パートナーズ』はどんな会社かというと
・1981年に設立のイギリスの投資会社
・世界に24か所のオフィスを展開
・総額、約419億米ドル(約3.4兆円)の運用を行っている
・300社を超える投資実績
・総額351億米ドル(約2.8兆円)以上のファンドを運営
・欧州における最大規模の資金を運用
など、見るだけでもすごい会社だと伝わってきます。
所属する投資家の方々も「コロラド鉱山大学(博士)」「東京大学大学院(修士)」「慶應義塾大学大学院(修士)」などなど、すごい方ばかり。
また、長期的な投資を行うことも特徴の様です。
プライベート・エクイティ・ファンドとしては世界最大級の会社ということですので、わからないながらも、資生堂が取引先に選んだのも納得の様な気がしてきました。
CVCキャピタル・パートナーズ過去の取引は
CVCキャピタル・パートナーズの過去の主な投資先などはどこがあるのでしょうか?
投資規模なども合わせてチェックしてみました。
・りらく 約100億円投資
・スカイラーク 約600億円投資
・SBIホールディングス株式会社 売却額約100億円
・タワーレコード
・ミスター・ミニット
・おそうじ本舗
どれも聞いたことのある会社ばかりでした。
そして、その投資規模も半端ない。さすが老舗の投資会社。
今後、この売却によって資生堂の経営方針としては、より「化粧品部門」に特化されていくのかな?
世界でも名高い資生堂なので、これが転機になり、ますます業績が伸びて拡大していくといいですよね。
資生堂の製品は私も大好きなので、今後の展開もチェックしてみようと思います!