松本清張ドラマ「疑惑」あらすじや見どころは?原作ネタバレや評判も

こんにちは! 空です。

 

2019年2月3日(日)に松本清張ドラマ「疑惑」が放送されますね!!

 

松本清張ドラマといえば、黒革の手帳などでもお馴染みのもので

米倉涼子さんが出演されていて、毎回その世界観に圧巻ですよね。

 

今回はテレビ朝日開局60周年記念、という事でどんな物語を見せてくれるのか楽しみです!

 

2月3日(日)放送の「疑惑」について、あらすじやネタバレ・原作についてまとめてみました。

 

Sponsored Links

松本清張ドラマ「疑惑」

毎回様々な悪女を演じる米倉涼子さんですが

今回はそんな米倉さんに負けない悪女が。。。

 

2014年にはベルリン国際映画祭最優秀女優賞実力派女優・黒木華さんが共演されます!

 

今回、米倉涼子さんが演じるのはなんと弁護士

真実解明のためなら手段を選ばない敏腕弁護士の佐原卓子役です。

ブラック企業を次々と勝訴に導き「最低の弁護士」とも言われている女性弁護士を演じます。

 

そんな米倉涼子さん演じる弁護士が弁護するのが、黒木華さん演じる球磨子
保険金目的で夫を殺した、という疑惑がささやかれる悪女です。

 

2人の違う悪女。

この2人の悪女がどう関わっていくのか・・・。

そして悪女が交わっていく事によってどんな効果が生まれるのか。

楽しみでしかありませんね!!

 

あらすじや見どころ

実は、今回の「疑惑」ですが、1982年に映画化されています。

その時は、桃井かおりさんが球磨子、岩下志麻さんが佐原弁護士を演じています。

この時にも、二人の悪女の対立?が描かれているのですが

現代とはまた違う時代背景も入っていて面白そうですよね。

 

 

余裕のある方は、こちらの「疑惑」も見てから、今回のドラマを見てみるとより一層楽しめるかもしれません!

 

さて、今回ドラマ放送される「疑惑」ですが、どんなお話なのかが気になりますよね。

元々「疑惑」は松本清張作の小説「疑惑」が原作となっています。

こちらを読まれた事のあるからも多いかもしれませんね。

※原作については後ほどご紹介させていただきます。

 

清張作品の中でも人気を誇る名作サスペンスとも言われている「疑惑」

早速、あらすじなどをご紹介してみたいと思います。

 

 

あらすじ
どんな手を使ってでも真実を追求し、その有能ぶりとは裏腹に「最低の弁護士」とも揶揄される佐原卓子(米倉涼子)。

彼女のもとに弁護士・原山正雄(津川雅彦)から直々の依頼が舞い込んだ。

体調が思わしくないため、ある女性の弁護を引き継いでほしいというのだ。
その女性とは、疑惑に満ちた事件の渦中にいる白河球磨子(黒木華)――世間から「鬼クマ」と呼ばれ、好奇の目に晒されている悪女だった!

その事件は激しい雨の日、熱海港の岸壁で起こった。
球磨子は夫・白河福太郎(中村梅雀)と2人でドライブに出かけたのだが、車ごと海へ転落。
泳げない福太郎はそのまま車内で溺死し、脱出に成功した球磨子のみが生き延びたのだ。

球磨子は夫の運転ミスによる事故を主張したが、まもなく不審な点が散見し始める。
車内からスパナが発見された上に、球磨子が夫にDVを振るう動画がなぜかSNSで拡散。
周囲の人々からも日頃の悪行を糾弾する声が浮上し、前科四犯という過去を持つ球磨子にとっては、すこぶる分の悪い状況だった。

それでも無実を主張し続ける球磨子。業を煮やした警察はついに、別件逮捕という強硬手段に!
だが、それで折れるタマではない球磨子は、留置場に入るや看守をたぶらかし、いきなり襲われたと話を捏造して騒ぎ立てる。

連絡を受けた卓子が駆けつけると、甘えるように感謝する球磨子。
だが、卓子が真正面から、福太郎を殺したのかと問いただした途端、貝のように口を閉ざしてしまい…。

まもなく、卓子の中でひとつの疑問が浮かび上がる。
そもそも球磨子は本当に世間で言われるような“悪女”なのだろうか――。
卓子は球磨子の本性と、事件の真相を解明するため、巧みな話術でゴシップ記者・秋谷茂一(板尾創路)らから情報を収集。

不透明な球磨子の生い立ちをひとつずつ紐解いていこうとする。
一方、何が何でも球磨子を有罪にしたい検事正・小田秀子(余貴美子)は、卓子を陥れようと画策し…!

引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/giwaku_yonekura/#/?category=drama

 

●見どころ●

今回の見どころとしては、やはり「二人の悪女」ですよね!

「悪女」が黒木さん、米倉さんは黒木さん演じる“悪女”を助ける弁護士役と

今までとは少し違った感じですが、米倉さんもまた違った意味での「悪女」なわけです。

 

球磨子は喜怒哀楽が激しく、笑ったかと思えば泣き、しおらしいと見せて突然口汚い言葉で罵り出す謎めいた女性。

悪女らしく魔物のような魅力を放って、周囲を翻弄する女性として描かれています。

そんな磨子の二面性を楽しむのも醍醐味ですね!

 

それに佐原卓子がどう向き合って調教していくのか。。。

2人の違った悪女対決によって、どんな化学反応が生まれるのか。。。

 

また、今回はなんと米倉涼子さんと黒木華さんのキスシーンもあるとの事で

こちらも、なぜそんなシーンが描かれているのか・・・も気になります。

 

そして、他にも豪華キャストが出演されている今回の作品。

昨年8月に亡くなった津川雅彦さんにとっては遺作にもなります。

 

何が何でも白河球磨子を有罪にしようとする検事役・小田 秀子には余 貴美子さん

球磨子の生い立ちを執拗に取材し、本まで出したゴシップ記者・秋谷 茂一役は板尾 創路さん。

白河球磨子の“ある秘密”の鍵をにぎる謎の女・野田 さかゑ役にはYOUさん

 

他にも、永山 絢斗さん・勝村 政信さん・堀田 茜さん・伊武 雅刀さん・平泉 成さん

萬田 久子さん・中村 梅雀さんなど、豪華キャストが勢ぞろいです!

 

米倉さんは、今回のドラマについて

これまで松本清張作品というと悪い女や強かな女を演じる方が多かったので、自分がやる作品で、自分より悪女がいる作品を観るのが初めてだな、と思いながら、すごく新鮮でした。羨ましいと思っちゃいました。

引用元:https://article.auone.jp/detail/

と話していて、いつもとは違う立ち位置での悪女での観察を不思議な感覚で見つめられたのですね。

そして「羨ましい」とも。。

米倉さんにそこまで思わす程の悪女。きっと素敵な作品に違いありませんね!!

 

原作ネタバレ

今回放送されるドラマ「疑惑」は、松本清張さんの書かれたミステリー小説が原作となっています。

原作はどの様な物語になっているのかも気になりますよね。。。

 

原作である「疑惑」は、元々は「昇る足音」という題名で

1982年の『オール讀物』という小説誌に掲載されていました。

その後、改題されて「疑惑」となり本として出版されています。

 

先に紹介した映画化以外にも、これまでに4度もドラマ化されている名作なんですよね。

 

原作のあらすじは次の様になっています。

 

富山新港湾の岸壁で、鬼塚球磨子(くまこ)と夫・白河福太郎の乗った車が、時速40キロのスピードで海へ突っ込み、夫が死亡する事件が起こった。

球磨子は車から脱出し助かっていたが、保険金狙いの殺人と疑われ警察に逮捕される。

新聞記者の秋谷茂一は、球磨子の過去の新宿でのホステス時代、
暴力団員とつるんで詐欺・恐喝・傷害事件を起こし、北陸の財産家である福太郎と結婚後はすぐ、夫に巨額の生命保険をかけた
…を詳細に報じた上で、球磨子を「北陸一の毒婦」と糾弾する記事を書いた。

秋谷の記事を契機に他のマスコミも追随、日本中が球磨子の犯行を疑わないムードになった。

球磨子の弁護人も辞退が続出する中、佐原卓吉が弁護人となる。

球磨子の犯行を確信する秋谷は、佐原に状況を覆す力はないと高をくくっていた。

引用元:wikipedia

 

原作である小説では、主人公は新聞記者・秋谷茂一となっています。

記者である秋谷と、孤軍奮闘する国選弁護人・佐原との闘いが描かれています。

 

そして、お気づきの様に、原作では弁護人は男性となっています。

原作での佐原は、民事を専門とする弁護士で刑事事件はまるで経験がなく

有能弁護士と呼ぶにはあまりにも頼りない存在となっていますね。

 

小説で描かれている佐原弁護士は

四二歳の佐原弁護士は、両頬がすぼんでいて、首が長く、肩が落ちていた。
眼鏡の奥には引込んだ眼窩があり、鼻梁が高く、顎が尖っていた。
その白い顔は、細長い三角形になっていた。ただ唇だけは病的なくらい赤かった。
これが色白の顔色と撫で肩と共に女性的な印象を人に与えた

引用元:疑惑

 

となっていて、今回米倉さんが演じるキャリア弁護士とはえらい違いですね。。

 

そんな弁護士であるため、世間も秋谷も「球磨子は有罪」という事が前提に進んでいきます。

が、秋谷が思っていたよりも佐原弁護士が有能で思いもよらない証拠から

球磨子の無罪の立証を固めていきます。

 

球磨子の本性(自身にかけた保険金を狙っている)に気付き、復讐の為に無理心中を図ったとしたら?

 

万が一、球磨子が無罪ともなれば、本まで書いた秋谷の立場は非常にまずくなりますよね。

 

そんなわけで、何がなんでも秋谷は球磨子を有罪にしなくてはいけないのです。

マスコミも「悪女」による犯行だ、死刑にせよ、と煽る。

 

そんな中で、佐原弁護士はどうやって悪女である球磨子の無罪を立証していくのか。。

そして、人の「先入観」というものがどれほどまでに恐ろしいものなのか

という事について考えさせられる様な作品となっています。

 

 

評価・感想まとめ

松本清張の「疑惑」について原作や、映画化されたものについての感想・評価をまとめてみました!

 

原作「疑惑」について

・最初から最後まで研ぎ澄まされた計算されたストーリーでした

・「見えているもの」から思考する手順を教えられる

・何よりも思い込みから始まったマスコミの風潮が最後に当の新聞記者を狂わせます。
記者の心理描写が巧みに表現されていて、読み手も同様な恐怖感を味わえます

引用元:amazon

 

映画「疑惑」について

 

原作も映画に関しても絶賛の声が多かったです。

さすがに何度も映像化された名作だけありますね!

 

まとめ

今回は2月3日に放送の松本清張ドラマ「疑惑」について

あらすじや見どころ、原作のネタバレなどについてまとめてきました。

 

見れば見る程、知れば知るほど、どんどん気になってしまって

もう早く見たいです!!

 

原作とは違って女弁護士としての悪女を演じる米倉さんと

本物の悪女でもあり魔性の女を演じる黒木華さん。

どんな演技で、どんな風に仕上がっているのかを想像するとワクワクしますね。

 

「疑惑」見逃し動画についてはこちら!

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございます。

また別の扉でお会いしましょう。

Sponsored Links